2015年11月27日金曜日

抓大放小




大はつかみ、小は放つ 【抓大放小】 grasp the big and let loose the small
 
 「抓大」と「放小」とは、「大きなものは抓み、小さなものは放つ」の意で、さまざまな比喩に使われる。国有企業改革に即していえば、大型企業や企業集団は国民経済に大きな関わりをもつので重点的に扱い、反対に中小企業とりわけ小企業は民間への売却処分などを含めて自由化するという傾斜的な再編策である。

◆「抓大」については、改革・再編・改造・管理強化を通して、大多数の大・中型国有企業を苦境から脱却させ、本世紀末までに大多数の大・中型国有中堅企業において現代的企業制度を確立することが目指されている。また、国家のイニシアチブのもとで地区、業種、所有制、国にまたがって経営して、強い競争力をもつ大企業グループづくりが行われている。


◆「放小」については、再編、連合、合併、リース、請負経営、株式合作制、売却などの形で自由化・活性化することが目指されている。




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